Rhマイナスの妊婦
この妊娠で初めて発覚したことがありました。
こっちはこっちで長くなりそうなので別記事に。
輸血をする可能性があるためということで詳細な血液検査をしたのです。
そしたらまさかのRhマイナス。
知らない人のために説明しますが、通常よく言われる血液型(A型とかB型とか)とは別にRh血液型というものがあります。
基本的に普通の日本人はRhプラス(陽性)です。Rhマイナス(陰性)は200人に1人の割合なんだそうです。
いや、こんなことあります???
しかも私の両親はどちらもRhマイナスじゃないんですよ。でも組み合わせの問題でたまたま私はRhマイナスになったようです。
こうなると何が問題なのか。
お腹の中の赤ちゃんとRhの型がかなりの高確率で一致しないということです。
父親である旦那の型はRhプラスなわけですが(調べてないけど恐らくそう)、そうするとその遺伝を受けた赤ちゃんはRhプラスになるんだそうです。優性ということなのかな。マイナスになる確率は限りなく低い。
そうなると、母である私の型はRhマイナスなのに、赤ちゃんはプラスという状態になる。
問題は2点ほどあるとのこと。
・型が一致しないせいで赤ちゃんが貧血になる可能性がある
・出産時、母体の血液と赤ちゃんの血液が触れてしまうことによって母体側に抗体が出来てしまうこと
前者は健診の度に赤ちゃんの状態を確認してもらうしかないみたいです。血流は十分かどうか、みたいな。その状態によって恐らく対応が変わるんだろうと思います。
今のところ良好のため、何かあったときの対処についてはわかりません。
後者について、抗体が出来ると何がいけないのか。
この抗体が何をしでかすかというと、いわゆるRhマイナスがプラスの血液を知ったことにより、異物だと反応してプラスの型を攻撃してしまうのです。
1人目の赤ちゃんには問題はないそうですが、仮に次の子供が出来た時にその抗体が存在していると、次の赤ちゃんもRhプラスであった場合、抗体がその赤ちゃんを攻撃するようになってしまうという恐ろしいことが起こるそうです。
これに対する対策としては、大体28周くらいの時と、産後にグロブリン注射(血液製剤の注射)を打つことで抗体が出来るのを予防することが出来るんだそうです。
これがまあ…筋肉注射でして。痛いんですよ。腕かお尻に打たれます。私はどっちに打つか選んでいいと言われましたが…腕よりもお尻の方が痛くないらしいです。痛かったですけど。
ちなみに私の自治体では妊婦健診は無料なのですが、この注射は妊婦健診の範疇からは外れるようで、普通に3割負担のお金を払いました。
3割でも高いなと思ってしまいましたが、調べてみると、昔は保険適用すらしてくれなかったとか。まさかの10割ってやばいな…。誰も好き好んでRhマイナスになったわけでもないのに…。過去の妊婦さんたちしんどすぎるでしょ…。
※ここからは産後に書いてます
産後に注射打ちました。
そして、子供はRhマイナスではなかったです。よかった。
とりあえず、Rhマイナスかどうかっていうのは献血の時にも知ることが出来るそうなので、気になる方は献血に行かれたらどうかと思います。